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トランシーバーの仕組み

トランシーバーの仕組み 現代社会では、コミュニケーションツールとしては携帯電話、もしくはスマートフォンがもっぱら利用されております。
便利な道具ではありますが、今なおトランシーバーはイベントや登山などに際して重宝されているのです。
トランシーバーの種類には免許が無くても使えるタイプがあって、値段も比較的安価です。
トランシーバーの仕組みは、電波を発生させてその周波数を使って通信を行っています。
免許なしで使用可能なトランシーバーは、400MHzに設定されています。
受信機側で受信したい周波数に合わせ、次に送信機側の周波数を受信機の周波数に一致させるために受信状態のままで送信機から電波を発生させ、それを受信機で聴取可能となるように送信機のメインダイアルを調節します。
この操作を行うことによって同一周波数での送信と受信が可能な状態になってくるのです。
コンパクトですから首からさげて使うのが通例となっております。
あるいは、腰にホルダーを付けて使っているケースもあります。

トランシーバーの利用している波長と周波数

トランシーバーの利用している波長と周波数 トランシーバーはUHF帯の421MHz帯と440MHz帯そして422MHz帯のものと413MHZ帯と454MHZ帯を使用するものの2つに分かれています。
前者の周波数帯は一般に広い用途で使われていますが、後者は業務用に使われています。
業務用のトランシーバーは双方向の同時通話が可能ですので、携帯電話と同様な会話が出来ます。
VHF帯は使われておりません。
波長は十数CMの長さで、直線性が良く、遮蔽物が無い場所での通話は2Kmほどあると言われています。
一般には遮蔽物があるので、数百m程度です。
電波の出力は旧来まで最大10mWに制限されていたのですが、平成23年に電波法が改正され、最大1Wまでの出力がライセンス無しで利用できるようになっています。
特定小電力電波を利用することにより、圏内にいる相手をいつでもどこでも、直ぐに通話が出来るメリットがあります。
チャンネル数は9~20チャンネルで、同じ周波数(同じチャンネル)に設定されていれば、いつでもどこでも通話が可能で、周波数が合わなければ(チャンネルが異なれば)通話ができません。